野良猫のお仕事

お仕事と猫のお話

みんな優秀なのになんでこんなことになるの?って話

シアトルに本社があるショッピングサイトの日本でのお仕事をしてたのですけどね、

とっても優秀な人がたーくさん集まってるのですよ。

 

でも、常にアウトプットが洗練されていて超優秀ってわけじゃないのはなんでだろって思っていたのですよ。

 

転売屋があふれ、怪しげな商品もあふれ。なんでじゃろ?

みんな優秀なのになんでなんでじゃろ?っていっつも思ってたの。

 

おそらくその原因っていうのはですね、、

シアトル本社の外資系だからとにかく結果。結果出さないと首になるんですよね?

って思うかもしれないのですけど、評価されるのは結果じゃなくてアクションなのです。

結果は出るに越したことはないのですが、結果の出そうなアクションをどれだけ計画してやったかが評価されるの。

 

たとえば商品数が少ないので1年間であと1万商品増やしてください。

みたいな目標が上の方から降りてきたとして、何かしらで商品を増やす必要があるのですが、

例えば販売する人を増やす。

商品の入り数を増やす。

他の商品とセットにして増やす。

みたいにとにかくアクションをして増やす。

入り数増やしても誰買うんだよ。みたいのはともかく手数を増やして増やした人最高!

みたいになるの。増やすのが最高なので増えたあと売れない商品や怪しい商品が増加しても、その問題に対してまた別のアクションをする人が居てその人がまた最高!みたいになるの。この場合増やしてまた減る。マッチポンプ的なアクションを高給取りの人たちが繰り広げる場合がございます。

 

あとよくあるのが、車輪の再発明

3年前にやって効果ないから無くなった案件が3年の時を経て

これやると効果ありそうだよ!って誰かが言い出すの。

いや、それ効果なかったじゃん、、、

みたいに言うと、あいつはネガティブな発言が多いしチャレンジ精神に欠ける。

という評価が下されるの。

どっちかいうと、やって失敗するみたいな方が評価されるの。

 

ただ、それによっていろんなアクションが積みあがって改善につながっているのは事実なの。

いい方向に行くこともたくさんある。

結果だけだとたまたま良い結果が出ただけじゃんって場合もあるけど、

再現性のあるアクションが評価されるから、まあまあいい会社なんですけどね。

ただ迷走することもあるよって話。